このブログは、
算数・数学が苦手、
算数・数学が好きでない方々に
心を込めてお届けします。
突然ですが、
「あなたは算数・数学が好きですか?」
と聞かれたらなんて答えますか。
前の問で「ハイ!好きです。」と答える人は、
10人中3人程度といったところでしょうか?!
2017年8月に某教育系企業が
中学生を対象としたアンケートの中で、
「嫌いな教科は」と尋ねました。
その答えで一番多かったのは
「数学」(24.2%)
でした。
「うん、うん」とうなずく人も少なくないでしょうね。
ところが、同じアンケートの中で
「好きな教科」を尋ねたところ、
な、なんと一番は…
「数学」
だったのです!
「たまたまだよ。」
「そりゃ、好きな人もいれば、嫌いな人もいるよね」
と思う人もいるでしょう。
確かに、人の好みは人それぞれですよね。
だから、その結果が分かれるのは良いのですが、
好き嫌いのともに1位になるのというのは
単なる偶然でしょうか?!
実は、そこに
算数・数学の苦手、好きでないことの鍵
が隠れています。
私事になりますが、私は大学の教育学部数学科を出て
中学校や高校の数学教員として長く勤め、その後、NPO法人で、
算数・数学が苦手、あるいは
算数・数学が好きでない子どもと
沢山一緒に勉強をしてきました。
そんな経験からわかったことは、
算数や数学を
好きになるには好きになる理由、
嫌いになるには嫌いになる理由が
ちゃんと存在する
ということです。
ちなみに私は一卵性の双子です。
遺伝子学的には同じ人間で、顔形もそれなりにそっくりです。
なのに、
私は数学が好きで、
兄は好きではなく、
文系大学に進みました。その時は気づきませんでしたが、
算数・数学が苦手、
算数・数学が好きでない多くの子どもたちと
一緒に勉強させていただいた今とでは、
兄と私の好みの分かれ道となった理由が良くわかるのです。
ある生徒が私に
「僕は生まれながらにして数学に向いていないんだ!」
って力強く言ったことがあります。
もちろん、世の中には天才的な数学力をもって生まれ、
数学学者になるような人がいるのは確かです。
しかし、ここで言う“数学”と言うのは、
小学校、中学校、そして高校1年生
くらいまでのレベルの話が前提です。
その前提で結論を申し上げますと、
ほぼ全員と言っていい人が
算数や数学の良さを感じて好きになれる!
ということです。
「僕は算数の掛け算もろくに覚えられないのに・・?」
という声が聞こえてきそうです。でも大丈夫です!
次回にその理由をちゃんと説明したいと思います。