算数・数学が好きになるメカニズム~今日からあなたも算数・数学が好きになる!?~

このブログは算数・数学が苦手、好きでない方々に心を込めてお届けします。

前回は、

算数・数学が嫌いになる理由

についてのお話でしたが、今回は、

算数・数学が好きになるメカニズム

について記してみます。

 

 

ここでちょっと質問です~

みなさんが、

算数・数学のちょっとした難問に挑戦

したとします。

 

 

 

・・・えっ、挑戦しないって?

なるほど・・・ でも、そこんところはちょっと曲げていただいて(笑)

 

あなたは算数・数学の難問に挑戦しました

そして考えて考えて、考え抜いて、3日間!そして、4日目の朝、

な、なんと答えがヒラメキ💡ました―

そして見事「正解」!!!!!!!!!!!!!!!!\(^o^)/

「大きな花丸💮」をもらいました!

・・・・・・とすると、どうでしょうか?

 

あなたにどんな変化が起こると思いますか?

ん?そんな想像は難しいって・・・?

では、例え話でいきたいと思います。

 

あなたが家族のみんなのためにトイレ掃除をしたとします。

綺麗になったトイレを見て、家族全員が大喜び!

あなたは褒められ、ご褒美にお小遣いをもらいました!

どうですか?なんか想像するだけでハッピーですよね。

笑顔も溢れ、あなたは達成感や充実感で満たされ、

十分に幸せを感じるはずです。

 

実は、算数・数学の問題で正解を繰り返すと、

脳内でこれと同じ状態が起こっていることがわかっています。

脳の中にβ₋エンドルフィンという

「幸せホルモン」がドバッと出るのです!

幸せホルモンが分泌されることにより、

とても“快感”を感じて最高に幸せな気分になれるのです。

 

その“快感”を何回か経験すると「はまる」んです!

これは、ほぼ例外なく全員の人がそうなるのです。

まさに、

算数・数学によって生きる力が自然と湧いてくる

のです!

 

私は、当教室で

算数・数学によって元気になった子どもたち

沢山見てきました。

当の本人も知らず知らずのうちに、元気になっているのです。

 

では、この

「幸せホルモン」に出会える学習法

についてお話します。

 

その学習法 “その一”は、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

わかるところからスタートする!

コレです。

 

どこが分かっていて、どこがわかっていないのか

という「現在地」を知ることが、算数・数学ではとても重要です。

 

「現在地」がわからないまま学習をしても、

すぐに行き詰まってしまい「迷路に入り込む」

ことになってしまいます。

 

 

そして“その二”は・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

わかる問題を組み合わせた挑戦問題に取り組む

です!

 

算数・数学の問題は、一見複雑に思う問題でも、

実は基礎的なものが組み合わされてできている

ということが多いのです。

 

ですから、

わかる + わかる =できる!となれば

「幸せホルモン」がドバッ~となるのです。

何かに挑戦して、それをクリアーできると、とにかく嬉しいのですね。

それが、私たち人間なのです。

 

ここからの内容も少し説明が必要ですので、今回はここまでにします。

 

 

算数・数学が嫌いになる理由とは⁉~算数・数学とその他の教科との違い~

前回に引き続き、このブログは

算数・数学が苦手、好きでない方々に

心を込めてお届けします。

 

前回、

算数・数学はほぼ全員の人が好きになれる

という話をしました。今回は、

算数・数学が嫌いになる理由

についてお話しします。

 

ちょっと想像してほしいことがあります。あなたが

良いことだと思ってやったことを、

誰かからダメ出しをされてしまいました。

しかも、そのダメ出しの

理由がまったくわからないとしたらいかがですか?

 

納得できないですよね。

 

しかもそれが、何回も繰り返されたとしたら・・・

 

もう、あなたは「その行為」を

二度としたくなくなりますよね。

そのダメ出しした人のことも

「好き」になれないでしょう。

せめてそのダメ出しの

理由がしっかりと説明され理解できれば、

納得するかもしれませんが、

それすらも意味不明なのですから・・・苦しいです。

 

もう察している人も多いと思いますが・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ダメ出しの理由が最もわかりにくい教科

算数・数学なのです。

 

 

地名を間違えたのなら、そこに理屈はなく、

正解を知れば納得です。

漢字テストで字を間違えたとしても、理由は明快です。

仮に覚えるのが苦手だとしても、

×の理由には筋が通っているわけです。

 

しかし、

算数・数学は、ちょっとそこが違うのです。

問題を間違えても、その理由が

はっきりと理解できないことが

少なくないのです。

 

さらに、算数・数学は、

積み重ねという特徴があります。

掛け算がわからないと割り算が理解しにくく、

展開がわからないと因数分解の理解が進みにくく

なってしまいます。

 

このようなことから、

ある単元のどこかに「抜け」があると、

そこからの理屈がちんぷんかんぷん

ということも少なくありません。

 

抜けを埋めようとしても、どこまで掘り下げたら

その抜けが埋まるのか・・・

そうこうしている内に、再び

理由なきダメ出しが襲い掛かってくるのです!

逃げたくもなるし、ダメ出しから自分を守るために

硬い鎧をまとってしまう(拒絶する)人が出てきても不思議ではありませんよね。

 

それでは、

算数・数学を好きになるためには、

一体どうしたら良いのでしょうか?

 

次回のブログで、

算数・数学を好きになれる理由について

お話ししていきたいと思います。お楽しみに!

算数・数学が苦手(好きでない)人へ ~算数・数学に関する驚きの調査結果とは~

このブログは、

算数・数学が苦手、

算数・数学が好きでない方々に

心を込めてお届けします。

 

突然ですが、

「あなたは算数・数学が好きですか?」

と聞かれたらなんて答えますか。

 

 

前の問で「ハイ!好きです。」と答える人は、

10人中3人程度といったところでしょうか?!

 

2017年8月に某教育系企業が

中学生を対象としたアンケートの中で、

「嫌いな教科は」と尋ねました。

その答えで一番多かったのは

「数学」(24.2%)

でした。

 

「うん、うん」とうなずく人も少なくないでしょうね。

ところが、同じアンケートの中で

きな教科」を尋ねたところ、

な、なんと一番は…

 

 

 

 

 

 

 

「数学」

 

 

 

だったのです!

 

「たまたまだよ。」

「そりゃ、好きな人もいれば、嫌いな人もいるよね」

と思う人もいるでしょう。

確かに、人の好みは人それぞれですよね。

だから、その結果が分かれるのは良いのですが、

好き嫌いのともに1位になるのというのは

単なる偶然でしょうか?!

 

実は、そこに

算数・数学の苦手、好きでないことの鍵

が隠れています。

 

私事になりますが、私は大学の教育学部数学科を出て

中学校や高校の数学教員として長く勤め、その後、NPO法人で、

算数・数学が苦手、あるいは

算数・数学が好きでない子ども

沢山一緒に勉強をしてきました。

 

そんな経験からわかったことは、

算数や数学を

好きになるには好きになる理由、

嫌いになるには嫌いになる理由が

ちゃんと存在する

ということです。

 

ちなみに私は一卵性の双子です。

遺伝子学的には同じ人間で、顔形もそれなりにそっくりです。

なのに、

私は数学が好きで、

兄は好きではなく、

文系大学に進みました。その時は気づきませんでしたが、

算数・数学が苦手、

算数・数学が好きでない多くの子どもたちと

一緒に勉強させていただいた今とでは、

兄と私の好みの分かれ道となった理由が良くわかるのです。

 

ある生徒が私に

「僕は生まれながらにして数学に向いていないんだ!」

って力強く言ったことがあります。

もちろん、世の中には天才的な数学力をもって生まれ、

数学学者になるような人がいるのは確かです。

しかし、ここで言う“数学”と言うのは、

小学校、中学校、そして高校1年生

くらいまでのレベルの話が前提です。

 

その前提で結論を申し上げますと、

ほぼ全員と言っていい人が

算数や数学の良さを感じて好きになれる!

ということです。

 

「僕は算数の掛け算もろくに覚えられないのに・・?」

という声が聞こえてきそうです。でも大丈夫です!

次回にその理由をちゃんと説明したいと思います。