学習活動におけるICT機器の活用方法②「タブレット」

ICT機器の具体的な活用方法として、

電子黒板について前回のブログで解説しました。

学習活動におけるICT機器の活用①「電子黒板」

今回はその第2弾、

「タブレット」の活用方法について

解説していこうと思います。

iPadやSurfaceなどの有名な機種をはじめ、

現在では各社がこぞってタブレット機器の開発に力を注いでいます。

タブレットとは

や専用のペンなどで画面に触ることで操作ができる板状のパソコン

というイメージを持っていただければと思います。

余談ではありますが、

「タブレットPC」「タブレット端末」

という言葉が存在しますが、これは搭載しているOSの違いによって区別されます。

タブレットは持ち運びが容易なので、データ通信の契約をしていれば

基本的にいつでもどこでもインターネットに接続することができ、

webページの閲覧や動画の視聴が可能です。

データ契約をしていない場合でも、Wi-Fi環境下にあれば同じように使うことができます。

タブレットにはカメラ機能や電卓、スケジュールに文書作成など、

多くの機能が搭載されている(搭載できる)ため、

持ち運びの容易さが相まって、ビジネスや日常生活などの

あらゆる場面で活用することができます。

では、学習活動においてどのように

タブレットを活用すればよいのでしょうか。例としては、

・デジタル教科書として使用し、

 画面の拡大やマーカーを引くなどして、視覚支援を行なう

・重い教科書やノートを一つのタブレットで賄う(忘れ物対策)

・調べもの学習でインターネットを使用してwebページの閲覧

・プレゼンツールを使用し、社会進出を見据えたプレゼンの作成・練習

・板書内容の写真を撮る、タイピングでノートを取るなど、

 書字の困難に対する支援として活用する

・タブレット画面を遠隔で確認・操作をすることでの

 授業進度の調整や授業の統制

などなど、挙げだせばキリがありません。

先日挙げた「電子黒板」と組み合わせることで、

より幅広く活用することができます。

 

教育現場において、

校内の無線環境を整備したり、教材の一部として

生徒一人ひとりにタブレットを配布したり

貸し出したりするなど、タブレットを含む

ICT機器の浸透が少しずつうかがうことができます。

先日、デジタル教科書

従来の紙の教科書に代えて使用することができる

とした内容で、学校教育法の改正案が閣議決定されました。

この変化は教育現場にとって、ただ紙が電子化するというだけのこと以上に、

大きな意味をもたらすこととなるでしょう。

タブレットという革新的なICT機器が導入・浸透することで、

日本の教育もこれからの日本の将来のために

革新的な変化が求められるようになるのかもしれませんね。

 

以上、ICT機器の具体的な活用方法の第2弾として、「タブレット」について解説しました。

 

イラスト:ニョラネコ

 

※教育課程の一部においての使用に限る。ただし、視覚障害や発達障害などの児童生徒は全教育課程で使用可能

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