学習活動におけるICT機器の活用①「電子黒板」

以前のブログで、

ICT活用教育について

簡単に解説させていただきました。

ICT機器に関しては、

日夜進歩の一途をたどっており、

日常生活においては必要不可欠のものとなっています。

そしてその波は、教育現場にも徐々に流れ込んできています。

今回のブログでは、

学習活動におけるICT機器の具体的な活用方法

として、電子黒板について解説していこうと思います。

教育現場、その中でも「学校」で特に取り入れられているICT機器としては、

電子黒板とタブレットの2つが挙げられます。

公立の学校に関しては、自治体により

各校に配備されているケースがあったり、

私立の学校に関しては、教材の一つとして

生徒にタブレットが配布(購入の場合もある)されていたり、

独自に導入していたりするケースもあります。

そもそも電子黒板とは何か、という話でもありますよね(笑)

電子黒板とは、モニター+黒板のイメージを持っていただければと思います。

テレビなどで気象予報について解説する際に、

モニターに映る日本地図の上に矢印を書いたり

晴れマークや雨マークなどをつけたりする場面を

見たことがあるのではないでしょうか。

あの機能を持ったモニターが、電子黒板だとお考え下さい。

電子黒板は直接書き込めるという機能だけでなく、

パソコンなどのICT機器と接続することで、

その画面を複製することもできます。

インターネットで検索をしてみたり、

動画を流したり、地図を広げたりなど、様々な活用方法があります。

電子黒板のメリットは、

事前準備さえ整っていれば

「書く」「消す」という時間を大幅に削減

することができる点にあると筆者は考えます。

授業準備の際にPowerPointなどのソフトを用いて板書計画を作成すれば、

これまで黒板に字を書いたり、書いた字を消したりしていた時間、つまり

「子どもたちに背中を向けていた時間」を、

「子どもたちの表情を見る時間」に変えることができるのです。

学習活動の中で、子どもたちが学習内容を理解しているかどうか、

姿勢はどうか、調子はどうかなどを指導者側が把握するには、

授業中のどもたちの様子を見ることがとても大切です。

また、電子黒板に書き込んだ内容をそのまま保存し、

授業内容・板書内容をプリントアウトすることで、

その日欠席した子どもへも授業内容を伝えやすくすることができます。

さらには、プリントアウトできれば

書字に苦手を抱えている子どもへの支援にもなりますし、

画面を拡大すれば視覚支援としても活用することができます。

「難しそう」

「使いこなせる自信がない」

というICT機器へのイメージは、パソコンやスマートフォンの普及により

徐々に薄れつつあります。

時代の変容とともに日常生活や社会生活を取り巻く環境が変わるように、

教育の在り方や方法についても、変化を求められる部分と向かい合うことで、

新たな可能性が生まれるのかもしれませんね。

 

以上、ICT機器の具体的な活用方法として、電子黒板について解説しました。

 

イラスト:ニョラネコ

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