【ご報告】「令和5年度かながわボランタリ活動補助金事業」において SeedsAPPの新事業が採択されました!

去る令和5年2月15日(水)15時10分~、かながわ県民センター11階

講義室2におきまして、

「かながわボランタリ活動補助金事業」

のプレゼンテーションが行われ、

SeedsAPPの新事業が令和5年度の補助金対象事業として採択されました。

大変にうれしく有難いことであります。それと同時に、

県民の皆様の公金をいただき進める事業であるという

大きな責任を感じております。

採択された事業名は、

「学習障害やその周辺の子どもたちのための

デジタル副教材(漢字編)の開発」です。

漢字書字に苦手意識のあるこどもを含む、

すべての子どもたちが楽しく正しく漢字を書けるようになる、

多感覚デジタル副教材の開発です。

採択していただけたポイントしては、

単に漢字が正しく書けるようになるというだけではなく、

子どもの自己肯定感を高め自信に繋げていく

という点を評価していただけました。

 

SeedsAPPでは、昨年の4月に「学び方Labo」という研究チームを

設立いたしました。

文字通り、その目的は子どもの「学び方」を研究し、一人ひとりが

自分に合った「学び方」をデザインすることにあります。

そのために、多様な‟工夫“や‟オプション”のある

「学び方」を創造する必要があると考えています。

多様な可能性をもつ子どもたちに多様な「学び方」の選択肢を

用意する必要があるということです。

その取組みのスタートとして、学習の最も基礎基本である

「読み書き」を研究テーマとし、約1年を掛けて調査研究を

重ねて参りました。

今回の多感覚デジタル副教材の開発は、

その研究の具体的成果物としての企画となります。

 

漢字の覚え方として、従来は繰り返し書くという学習法が主流

でありました。しかし、

漢字が覚えられないとか、

繰り返し書くのが合わない

と感じる子どもたちも少なくありません。

そのような子どもたちの新たな漢字の覚え方として、

漢字を音とともに覚える「聴覚法」、

さらには視覚と聴覚の両面から学ぶ「視聴覚法」

という学習法があります。

その有効性は、医療関係者や教育研究者の方々の研究結果が

論文等でも発表されております。当教室においての試行でも、

その有効性を実感しております。

その学習法を多感覚デジタル副教材として開発し、

Web上で無償公開していきます。

漢字を覚えるのが得意不得意に関わらず、

すべての子どもたちにとって楽しく漢字を覚える

新たな「学び方」の選択肢の一つとしてご活用していただければ幸いです。

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