少し前の話になりますが、
「発達障害の僕が輝ける場所をみつけられた理由」
という本が話題となったことは、記憶に新しいのではないかと思います。
ファッションモデルの栗原類さんの著書で、
「発達障害」という言葉が世に広く知れ渡る一つのきっかけとなりました。
人とは違う感性を持っていたからこそ、他から抜きんでて活躍できたのかもしれません。
そこで今回は、「発達障害と有名人」について解説したいと思います。
以前のブログでも解説しましたが、
発達障害(と思われる)児童・生徒の割合は、
小中学生全体のおよそ6.5%に上るだろうと言われています(文部科学省調査)。
今でこそ、発達障害という言葉や概念が少しずつ認知されるようになってきてのこの数値ですので、
場合によってはこの割合はもっと多い可能性もあります。
発達障害は現代病の一種ではなく、今も昔も存在していました。
「もしかして、小学生の頃に同じクラスだったあの子って…」
と、思い当たる節があるのではないでしょうか。
では、もっとさかのぼってみたらどうなるのでしょうか。
実は、発達障害を公表している有名人や、
「発達障害を抱えていたのでは」と思われる偉人が数多くいるのです。
たとえば…
【発達障害を公表している有名人】
・栗原類…ADD
・黒柳徹子…計算障害、ADHDなど
・ミッツ・マングローブ…LD(学習障害)
・オーランド・ブルーム…ディスレクシア(読字障害)
・トム・クルーズ…ディスレクシア(読字障害)
・ウィル・スミス…ADHD
【発達障害だったのではとされる偉人】
・坂本竜馬…ADHD
・織田信長…アスペルガー症候群
・レオナルド・ダヴィンチ…ADHD
・トーマス・エジソン…ADHD
・アルバート・アインシュタイン…ディスレクシア(読字障害)
などなど。
「えっ、あの人が!?」という人物もいたのではないかと思います。
発達障害と聞くと、マイナスなイメージを抱きがちかもしれません。
しかし、発達障害を抱えながら活躍されている有名人や過去の偉人たちは、
自分の持ち味を生かせる仕事を見つけ活躍しています。
人とは違った感性を持っているからこそ、
他の人にはできないことができる、
突出して輝ける場面がある、
とプラスにとらえることで、新たな可能性が見えてくるかもしれませんね。
以上、発達障害と有名人についてのお話しでした。
イラスト:ニョラネコ